売上3倍!バンドが絶対やるべきグッズの正しいレイアウト方法

バンドを組んでいる人ならライブで必ずといっていいほど「CDやグッズが思うように売れない」という物販問題を抱えています。多くの方がグッズのクオリティーが良くないから。なんて思うかもしれませんが、それは大きな間違えです!CDやグッズの正しいレイアウト(陳列)方法を知れば、売り方が分かりビックリするくらいの効果を発揮します!

本当にそのバンドグッズ、売る気ありますか?

バンドのグッズは作ったはいいものの、ライブでは物販机に置いておくだけ。

またはライブ中に「物販持ってきました!」とMCを行い、ライブ後はグッズの前に立つ。
ライブハウスでは良くある光景です。
しかしそれって本当にそれで売れるのでしょうか?

・楽器の知識を増やす
・多くの曲を聞く
・演奏に関して多くの練習を行う
・ライブの流れなど細かい部分まで練っている

バンドや音楽家は様々な事を日々勉強していますが、それだけやっていてはダメです!

「商品をどのようにして売るか」ということを考えずにただグッズを作るだけでは

いつまでたっても売れません!

知名度は全然ないバンドのグッズマーケティングのお手伝いをやったことがありますが、当初は2〜3回ライブやって1〜2個グッズが売れるか売れないかでした。しかしそこで見せ方(レイアウト)を大きく変えたんです。

そのあとは製作したグッズは2〜3回のライブで5割以上販売。価格設定も市場調査を行なって設定。
その時点で完全に黒字なのですが何よりも、買ってくれた方の半分は「ライブを見ていないお客さん」です。

商品そのものが魅力的なものを作るというのももちろんですが、見せ方によってここまで売り上げは変わります。

世の中は商品を売るために様々な企業が多くの努力や勉強をしています。
音楽だけ例外ということはなく、CDやライブDVDや関連グッズもちゃんとした売り方・見せ方があるんです!

思わず買いたくなる!正しい物販のレイアウト(陳列)方法とは?

レイアウト(陳列)こだわったっても意味ないよという方。

正直に言います。それはあなたが世の中の仕組みを知らないからそう思っているだけです。

どこのお店に行っても商品のレイアウトはかなり重要で、レイアウト一つで売り上げはかなり変わってきます。
ただいきなり難しいレイアウト方法を知ってもうまく活用ができないので

まずは簡単にできるレイアウト方法を教えていきます。

やるべき事その1 売りたい商品は真ん中か右側に置く

グッズ売り場の正面に立った時に一番目に止まるのは真ん中というのは、なんとなくわかるかと思います。
なぜ右側なのかというと日本人は右利きが多いため右にある商品が最も手に取りやすいのと、人間の目はものを見る時に、左上から始まり、Z字を描いて最終的に右下で止まります。

左上も目には着くのですが「もっといい商品がないかな?」という心理が無意識に働きます。そのため視線が止まりやすいのは真ん中もしくは右側になります。

やるべき事その2 グッズを置く机の高さに気をつける

ついついやってしまうのが、ライブハウス側が用意してくれた机にそのまま商品を並べてしまう事です。
実は「人が最も見やすくてに取りやすい高さ」というのがあるんです!

それは「ゴールデンライン」と呼ばれ85センチ〜150センチの間になります。
基本的なテーブルの高さは70センチ。あと15センチどうするのかというと

カサ上げの為の板やケースを用意します。
ない人はエフェクターケースを重ねて、その上からテーブルクロスやバンダナでおおい被すという方法もあります。

これは他バンドさんと隣同士並行してグッズを並べる時に絶大な効果を発揮します。

やるべき事その3 レイアウト(陳列)の手法を選ぶ

ただレイアウト陳列といっても

・縦陳列
・横陳列
・ひな壇陳列
・ジャンブル陳列
・ホリゾンタル陳列
・ピクチャーウィンド陳列
・カラーストライプ陳列
・インクリネーション陳列
〜などなど

全部紹介すると膨大な量になるので割愛しますが、本当に多くのレイアウト手法があります。
作るグッズによってもレイアウトの方法を変えると効果が出てきますので、ライブハウスや実際にグッズを置けるスペースにもよりますが

「今回はこのグッズだからこのレイアウトにしよう」

となるとグッズの魅力もグンと引き立つことになるでしょう!

ちなみに僕がよくやる手法としては
・ひな壇陳列
・ホリゾンタル陳列
・インクリネーション陳列
の3つを組み合わせて使います。

・ひな壇陳列
3段以上のひな壇を設置して、ボリューム感を出します

・ホリゾンタル陳列
商品に周りよりも高額なものがある場合に、棚板を横に並べて陳列します

・インクリネーション陳列
僕は主にCDを置く場合に使いますが、商品を斜めにレイアウトして変化をつけ、人の目に止めるようにする

売上3倍!バンドが絶対やるべきグッズの正しいレイアウト方法 まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は簡単にできるレイアウト方法を紹介してきましたが、
ただグッズを置くだけではなくレイアウトの手法を使うことで、売り上げは大きく変わります!

バンドや音楽家も今や良い演奏だけでやっていればいいという時代ではなく、様々な事もマネージメントしていかなければならない時代です。

そのためには何事も「創る」だけではなく、その先のことまで考えて行動していかなければいけません。


○この記事の作者○
MusicSalon音雫〜おとしずく〜
music school音と樹-オトトキ-
LiMiC sound create 代表 宮田大輔

宮田大輔

LiMiC sound create 代表
東京ミュージック&メディアアーツ尚美 専門学校 管弦打楽器学科 卒業
同校の音楽総合アカデミー学科 修了
公益財団法人さいたま市文化振興事業団 SaCLaアーツ登録講師
公益財団法人音楽文化創造 生涯学習音楽指導員ライセンス取得

クラシックパーカッションを松倉利之.日比一宏の両氏に、ドラムを大井澄東氏に師事。
ラテンパーカッションを増田博之氏、吹奏楽指導法を佐藤正人氏、
指揮法を広瀬隼人氏から学ぶ。

吹奏楽部や鼓笛隊、地域楽団でのレッスンを学生時代から行い
演奏家ではなく”教える専門”音楽講師として活動を行う。
音楽ワークショップの定期開催や講師人材育成、
イベント企画、地域活性化を数多く行う。


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