2024年02月04日
初心者が知るべき!ドラムスティックの選び方と違い
ドラムスティックには沢山の種類があって、特に初心者の方はどうやって選べばいいのか困ってしまいますよね。
この記事では分かりやすいスティックの選び方、そもそもドラムスティックにはどのような違いがあるのかを解説していきます!
最後には初心者の方におすすめのスティックもご紹介します!
1.ドラムスティックの選び方
なにはともあれさっそく選び方について、ずばりそれは
「材質/形状から選ぶ」か「メーカーから選ぶ」です!
材質/形状で選ぶ
楽器店やオンライン販売ページを見ていて
「こんなに沢山の種類があるけど、どう違うのだろう」
と感じましたよね!
スティックは
「どの木材なのか」「スティックの形状はどうなっているのか」
で無限のパターンが作れるといっても過言ではありません。
「同じ形状でも材質が違う」「同じ材質でも形状が違う」
といったこともあります。
その中から選ぶためには、材質/形状でどのように変わるのかを知っておくことが大切です。
ドラムスティックについては後ほど詳しく記載しますが、
「どんな音楽をやりたいのか」
「どんな演奏をしたいのか」
によって材質/形状も自然と選べるようになってきます。
メーカーで選ぶ
スティックのメーカーは国内・海外に数多くあります
VIC FIRTH/VATER /Pearl/TAMA/LERNIなどなど、他にも沢山!
どのメーカーも素晴らしく、ここが一番良い!とはお伝えできません。
ではメーカーで選ぶとはどういうことか
気に入ったメーカーの中で種類を選ぶということでもありますが、
例えば、憧れたドラマーと同じメーカーを使ってみるのもひとつの手です。
全く同じスティックじゃなくても
「憧れの人と同じメーカーのスティックを選ぶ」
ことでモチベーションアップ間違い無し!
2.ドラムスティックについて
ドラムスティックは「材質/形状で選ぶ」とお伝えしましたが、具体的にはどのような違いがあるのか詳しく解説していきます!
材質
ドラムスティックに使われる材は主に3種類
それぞれ以下のような特性があると言われています。
ヒッコリー:硬質ではあるが適度なしなりと重量があり、扱いやすいスティックが多い
オーク:硬質で重いが、その分耐久性が高くパワーを出しやすいスティックが多い
メイプル:柔らかく軽いため、ヒッコリー・オーク材と同じ形状でも軽めのスティックになる
他の材と比べて綺麗で優しいシンバルサウンドを引き出しやすいとされている
特に理由が無ければ、最初のスティックにはヒッコリー材がおすすめです!
もっと柔らかい音が欲しい!もっとパワフルに!という要望が自身の中で出てきたら、他の木材を試してみましょう!
形状
スティックは各部位に分けて丁寧にデザインされています
・チップ:先端
・ショルダー(テーパー):シャフトからチップまで細くなっていく部分
・シャフト:ショルダーからグリップの間
・グリップ:持ち手
・長さ/太さ
スティックの形状を選ぶ際には、特に「チップ」と「長さ/太さ」が重要です
【チップ】
スティックの先端部分であり、ドラムセット全体に一番多く当たる部位
使い心地だけでなくドラム演奏のサウンドにも大きく関わってきます。
木材とナイロンでできたものがありますが、以下のように差があると言えます。
木材:一般的なものであり、通常はこちらを使用することがほとんど
ナイロン:安定した・はっきりとした音色が出しやすいが、硬質すぎる音になりやすいとも言える
またチップには様々な形状があり、メーカーによっても差異が出てきます
しかし基本的には以下の4つに分類できると言えます
ラウンド/丸型:打面に対して常に均一に当たるため、安定した音色を出しやすい
スクエア/俵型:パワーが出しやすく安定した音色も出しやすい ☆初心者オススメ
ティアドロップ/涙型:繊細な音色の変化を出しやすい ☆初心者オススメ
アロウ/三角型:繊細でもあるがより大胆な音色の変化を出しやすい
【長さ/太さ】
ドラムスティックのサイズは
長さ:398~407mm
太さ:14~14.5mm
を基準にして作られるのが一般的です。
まずはこのサイズを基準に、もっと太く/細く・より長く/短く、など試していきましょう!
3.初心者の方におすすめはこちら!
とはいえ、初心者の方には最初のスティックは何にしたらいいのか迷ってしまいますよね
そこで最初の1セットにおすすめなドラムスティックをご紹介します!
どちらも標準・基準と呼べるスティックとなりますので、困ってしまった際には是非ご検討ください!
■Vic Firth「AMERICAN CLASSIC 5A」
ヒッコリー材
チップ:ティアドロップ/涙型
太さ14.4 x 長さ407mm
Vic Firthは世界的なドラムスティックメーカーで、同メーカーのスティックは世界中のドラマーに愛用されており、「AMERICAN CLASSIC 5A」は正に世界標準のスティック。
他メーカーにも「5A」という型番のスティックがありますが、「軽め/重め」「細め/太め」という表現は、全てこのスティックを基準にしていると言ってもいいでしょう。
■Pearl「クラシックシリーズ 110HC」
ヒッコリー材
チップ:ティアドロップ/涙型
太さ14.5 x 長さ398mm
言わずと知れた大手楽器メーカーPearl社から販売されているドラムスティック。
非常に取り回しの良いスティックになっており、これからドラムを始める初心者にはもちろん、老若男女を問わずオススメできます。
初心者が知るべき!ドラムスティックの違いと選び方
まとめ
ドラムスティックには沢山の製造メーカーがあり、膨大なラインナップがあります
だからこそ「メーカーで選ぶ」等フィーリングの部分も大事になってきますが、
実際に選ぶにはどのようなものがあるのか、そしてどのように変わるのかを知っている事が大切です。
是非この記事を参考にしてドラムスティックをゲットしていただき、初心者ドラマーへの第一歩を踏みだしてもらえると幸いです!
ありがとうございました!
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